主の聖なる御名を讃美いたします。
夏休みも終わりに近い8月木曜日の夕方、寮生有志とキャンパス内草取りをしました。朝夕の門開閉で伸びきった雑草が気になっていたのですが、みんなでやればワイワイしながら1時間で完了。漂う香りに「誰だ、ガムを噛んでいるのは!」と思ったら、ミントの葉っぱでした。確か小さな鉢植えだったはずのオリーブも立派な木に成長。半年前まで雑草が気にならなかったのは、卒業した寮生が主日午後に黙々と手入れをしていたからだと、今更ながら気が付いたのでした。
「見よ。なんという幸せ なんという楽しさだろう。兄弟たちが一つになって ともに生きることは。」(詩篇133:1)
校長 関野祐二
中秋の名月はみんなで
月餅は大好物のお菓子ですが(手土産によろしく。鳩○ブ○ーも好き)、中国の中秋節に欠かせないアイテム。実家で円卓を囲み一家団欒だんらんを楽しむそうです。日本で中秋の名月にはお団子ですね(お供え物はダメよ)。今年は9月10日土曜日がその日で、暦通りの満月です(そうならない年もあり)。オンライン授業になって集まる機会の少ない寂しさも手伝い、前日に寮生へ観月会開催の一斉メール。快晴の夜8時前、本館屋上に茣蓙ござ(一般啓示研究所唯一の備品)と小望遠鏡(鳥観察用)を用意して待つことしばし、ぽつりぽつりと寮生が現われました(トップは長女夫婦)。風が強かったのですが、都心の煌めく夜景を凌ぐ満月の美しさに加え、土星と木星も競演(輪っかや衛星もバッチリ)。でも、程なくして望遠鏡周囲の観客は減り、茣蓙の上で月明り女子会に花が咲いたのでした。理由はなんでもいいのです。とにかく集まって話す、これが楽しい(スクーリングも天文現象にシンクロさせようかな)。主日準備があるため1時間ほどでお開きとなりましたが、アタマすっきり、心爽やか、身体も筋トレ(望遠鏡出し入れの隠れた効能)。キャンパス整備にアイスがつきものなら、名月観察にはスーパーで売っている月餅を用意しておけばよかったかも。
協賛広告にチャレンジ
某出版社の営業担当二人が神学校を訪れたのは5月下旬の午後(一人は旧知)。めっきり稼働率が下がった教員室にお迎えしました(ホコリは掃除したよ)。全面広告の下三分の一を協賛広告(広告料を一部負担して規定枠内に名前を掲載)とする案を提示され、事務スタッフ一同心が動きます(そういうやり方があったか!)。4月よりオンライン+スクーリングの学び形態を前面に打ち出し、卒業生や支援教会を超えて本格的にPRしたいタイミング(主の導きを感じました)。神学校単独ではとても払えない広告料も、皆さんの支援で可能となる、なんだかステキです。実は4月以降、ホームページからの(昨年全面改訂のおかげ)入学資料請求やオンライン授業見学の申し込みが例年の二倍以上で(通えない遠隔地から多し。現役牧師からのブラッシュアップ問い合わせもチラホラ)、手応えを感じていたのでした。協賛広告1口は決して少額ではないのですが、「20口で広告料を賄えます」との一押しで賭けることに。現時点で約半数が埋まりましたが、まだ間に合いますので(駆け込み参加大歓迎、というか悲願)どうぞよろしくお願いします。安全策ばかり取って来た自分を顧み、主からのチャレンジを受けて立ちます(カッコよすぎ!?)。
就任式へのお招き続々と
校長という職務で最も嬉しい機会のひとつは、卒業生の牧師就任式や按手式に招かれること。今年度は特に多く、現時点ですでに5月(遠方でもう1件)と6月。これから9月下旬と10月にも予定があります。たいてい祝辞や挨拶、時には説教を頼まれるので、それなりに緊張はしますが、光栄なお役目ですし、在学中のエピソードをあれこれ思い出す機会ともなります(とても全部はバラせませんが)。心掛けているのは、「主にあって頑張れ!」との尻叩きではなく、召しには堅固に立ちつつも、柔軟にしなやかにポキッと折れないためのレジリエンス(回復力/弾性)を体得するよう、遊び心を忘れない極意を伝えること。なんの生産性もない、なんの役にも立たないことに熱中するのが「遊び」ですが、車のハンドルにも「アソビ」があるからこそうまく車の進路をコントロールできるように、「遊び」がないと、ちょっとした心の揺れがそのまま歩みに影響するのでたいへんです。緊張した肩を揉んであげるのがお役目なのかもしれませんね。そういえば、牧師1年目に恩師がよくアソビ電話をくれましたっけ。自分も誰かにかけてみようかな。
後期開始とオープンキャンパス、そしてセミナー
夏休み明けから胸突き八丁の前期残り一か月。後期履修届提出と新規聴講生面接も終了し(3名が合格しました)、10月1日~7日の学期休みを経て、8日より後期授業が始まります。基礎科礼拝学は担当が今年度からN先生に交替。Zoom画面では背景にギターが何本も並び、なかなかです(実は天文ネタも共有できる多彩な牧師)。前任ほどではないにしても、伸び伸び自由なクラスを楽しみにしています。22日土曜日は午前10時よりオープンキャンパス、オンライン三年目です。チャペル、授業見学(Yn先生とYr先生の癒し系二本立て)、昼休みを挟んで、学生会主催の歓迎会(今年の証し者は誰かな)、学校説明と続きます。自宅で居ながらにして神学校の様子を垣間見る絶好の機会ですので、どうぞ日本全国から(海外からでも)Zoomでご参加ください。どうか神学校が皆さんの身近な存在として、幅広く献身者(信徒奉仕者から教職まで)育成と教職者の継続教育に用いられますように。翌週10月29日からは、土曜日午後4時~6時半の四週連続で、オンラインセミナーも開催します。パワフルなキリスト教教育授業で知られるSr先生の「発達心理学と教会教育ミニストリー」。参加してくださる方が神学校「キリスト教教育」受講や「キリスト教教育アドバンスト」聴講に進んでくださることを秘かに目論んでいます。
聖契神学校の祈りの課題
- 後期からの新規聴講生3名を含む在校生69名の学びが、送り出してくださった教会やご家族などの祈りと支援により守られ、健康と霊性、経済や生活も支えられるように。
- オンラインオープンキャンパスとセミナーに多くの参加者が与えられるように。
- 2022年度オンライン+スクーリング試行/移行期間の守りと導き。特にスクーリングが適切な時期に実施され、コロナ感染からも守られるように。教職員16名の働き。
- 聖契神学校の運営が諸教会の祈りと支援により守られ、使命を果たし続けられるように。