主の聖名を讃美いたします。

 梅雨入り前に満開となったアジサイは、玄関前の車庫入れが難しくなるほど枝を伸ばし、その花色はワインレッド。どうだ! と言わんばかりの自己主張に毎朝圧倒されましたが、花が色褪せた頃に家族寮庭師が刈り込んでまた来年。

裏門近くでは通用口両側のランタナが満開で、凝った花のつくりに朝晩感心しきりです。重苦しいコロナ禍は続きますが、梅雨空の鉛色の雲や、中休みの晴れ間を味わい、宵の西空に見え始めた金星を愛でつつ、日々を過ごしています。たまにキャンパスを訪れる在校生と、ディスタンスを取ったマスク越しの会話をひとしきり楽しみつつ。

「明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します...」(マタイ6:34)

校長 関野祐二

ホームページ大改革

企業でもお店でも、ホームページ(以下、HP)は「顔」であり「玄関」です。顧客が検索し、コンテンツを調べ、評価を確かめてから動き出すのは今や当たり前(外部説教奉仕帰りの昼食メニューを某珈琲チェーン店HPで検索。説教準備の後で!)。神学校も例外ではありません。

客商売ではないけれど、学びを検討している方々に神学校の中身や特徴をありのまま(裏も表も)知っていただきたい、これは長年の悲願でした。

ちゃんとしたHPを外注するとミリオン¥かかるとの噂に躊躇し、簡素なHPのままでいたのですが、教会やキリスト教団体のHP制作にミニストリーとして携わるクリスチャン制作者を紹介され、ITオタクYn先生との綿密な打ち合わせ数知れず、素晴らしいHPが出来上がって、六月末に公開されましたから、ぜひ覗いてみてください。

教師紹介に顔写真を載せるかどうかで教師会が紛糾し、今のところまだ載っていません(趣味の紹介は見物ですよ)。校長の写真が若すぎる!と、すでに身内からクレームが出ています。HP上からクレジット決済で献金も可能となりましたから、どうぞよろしく(早速に書架購入献金募集中)。

請われて、S校長の天文ブログも登場しましたよ。いくらでもネタはあるのですが、暴走して目的を見失わないよう気をつけます(怖さを知らず天文ネタを振って後悔した人、数多し)。もちろん、この「目黒の学び舎から」も創刊号からすべてアーカイブで読めますからぜひどうぞ。

Zoomは続くよ、どこまでも

全面Zoomオンライン授業も、ついに二年目突入。思えば昨年四月以来、ホントにやるの?>なんだかタイヘン>早く対面復帰を>まだまだコロナ>ますますコロナ>どこまでコロナ?>こんな流れで各教師がどうにかオンライン授業に対応しつつ工夫を重ね、在校生もITの得手不得手を超えてZoom授業を受け入れてくれたのでした。

2020年度の新入生は、入学したと思ったら有無をも言わさずオンライン授業に突入させられたわけですが(本当にゴメンナサイ)、2021年度の新入生14名(正規生11、聴講生3)は、少なくとも前期はすべてオンライン授業であることを承知で、入学してくれたのですね。さらに嬉しいのは、九州や山陰在住の新入生が含まれていること。

これは、今後の本校の進むべき方向性を示すひとつの要素でもあります。今年度後期10月からも、基本的にオンライン授業を続けることが決まりました。12月の理事会までには、2022年度以降の授業形態、さらには神学教育のあり方と方向性を決めなければなりません。

もしかしたら、70年代に本校が断行した(これは今思うとホントに英断でした)、基礎科・専門科による通学主体の昼夜間入れ替え単位制への切り替えに匹敵することになるかも。「新しいぶどう酒は新しい皮袋に」のみことばが頭をかすめています。あれあれ、「学び舎から」にしては少々ナーバスな話題に振れ過ぎましたね。

ともあれ、オンライン授業は、いろいろ制約や限界はあるも、楽しくて充実してます。「最近、Yシャツの洗濯物が激減したわね」とは妻の弁。いやいや、上半身だけ着る時もありますよ、裸足ですけど。チャペル説教の在校生はどうかな。

皆既月食は空振りでしたが

5月26日水曜日は、夜半前に全過程が観られる皆既月食。いつもなら在校生や教師全員に躊躇なく一斉メールでお誘いを知らせるのですが(さすがにメール表題に【重要】とは付けません)、緊急事態宣言のさなか、全面オンライン授業継続中の校舎へ公共交通機関を使って来てくださいとも言えず、今回は敷地内居住者(寮生と家族ですね)に限定(マスク着用必須、お菓子は各自)。

あいにくの曇り空なので、屋上に小さな望遠鏡だけ用意して客待ちをしました。無観客ではかわいそうと配慮してくれた寮生とあれやこれや話をしながら、欠け行く月が見えないまま皆既に入った頃からでしょうか、ぽつりぽつりと観客が増え、なんと総勢13名に(ディスタンスは確保しましたよ)。

要は、月食にかこつけて誰かと話がしたかったのです(主催者も同じ)。「ナマで会うのは一年ぶり?」なんて会話が飛び交います。やっぱりナマがいい(そんなCMあったような)。

何も月が見えないのに誰も自室に帰らないので、復光途中の21時過ぎに閉会宣言。片付けをして正面玄関を出たら、なんと半分欠けた月が見える!

今更みんなを呼び戻すわけにもいかず、最後まで粘る鉄則を破ったわが身を恥じていたら、某男子寮生が丁度職場から帰寮。マタイ20章の五時から男を思い出して、半ば強引に双眼鏡を手渡し、二階踊り場から月を見せたのでした。

話題を呼んだ「進化論(科学)と聖書の対話」セミナー

六月の土曜日午後、二回連続でZoomオンラインセミナーを開催しました。講師は民間企業の元化学者クリスチャンで、昨年分厚い訳書を出版し、書評を書いたつながりから講演を依頼した次第。

この進化論と聖書の対話というテーマは、創世記一章二章との関係で、字義的解釈を身上とする福音派キリスト者にはとても扱いにくいアンタッチャブルな領域。天文学を含む自然科学に(趣味で)親しんできた身としても、多少の勇気を求められる企画でした。

さすが本物の科学者だけあって(趣味とは異次元)、パワポを多用した講演はたいへん分かりやすく、おこがましい言い方ですがぜひ多くの方々に学んでほしい内容。

願わくは「ついに聖契神学校も...」とのご意見をひとまず脇へ置き、有料ですが収録動画をお求めいただけるなら幸いです。八月に発行する公式神学校ニュース巻頭言で語った「他者へのリスペクト」の体現と確信しているからです。

聖契神学校の予定と祈りの課題

新入生を含む在校生68名の前期オンライン授業が、教師共々支えられるように。

これからの神学校の歩みが、多くの方々の祈りと支援により、守られ推進されるように。